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投球動作 | ||
小児は骨、軟骨、靭帯、筋肉などが未発達なため、体と連動した一連のスムーズな投球動作が行えず、手投げの状態となり易く肘に負担がかかります。投球動作はワインドアップ期、コッキング期、加速期、リリース期、フォロースルー期の5つの動作からなります。 ■ワインドアップ期 投球動作に入るまでの動作で下半身主導ですから肘の障害は起こりません。 ■コッキング期 肩が最大に外転・外旋する時期までの動作で、肘の内側部の筋・腱が引き伸ばされ内側部に負担がかかります。 ■加速期 ボールを投げ始めてからボールを手放すまでの動作で、肘が外反位となり肘の内側部の筋肉や腱は引き伸ばされ内側部に負担がかかります。一方、外側部は圧迫力や回旋力が加わり軟骨や骨に負担がかかります。 ■リリース期 ボールが手から離れ、腕の動きが急に減速される時期までの動作です。 ■フォロースルー期 ボールを投げ終えて投球動作が終わるまでの動作です。リリース期からフォロースルー期は肘の後部の筋肉や腱が伸ばされた状態から、一転して筋肉が縮むため肘の後部に負担がかかります。 リトルリーグ肘
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