テニス肘

・テニス肘は、外来で高頻度に遭遇する疾患の一つです。

・治療のタイミングを逃すと中々厄介です。大半の患者さんは、いつか治るだろうと数か月間放置され受診されますので、治療に苦慮することが多々あります。

・テニスや野球、バドミントンなどのさまざまなスポーツ活動で
前腕の伸筋腱群(手首や指を伸ばす筋肉、腱)の使い過ぎによって、肘の外側上顆部の筋肉や腱が炎症を起こす疾患です。

・別名、「
上腕骨外側上顆炎」と呼ばれています。また、バックハンドストロークの多用によって発生しますのでバックハンドテニス肘とも言われています。

・なお、フォアハンドストロークによって肘の内側上顆部の筋肉や腱が炎症を起こす疾患をフォアハンドテニス肘(
上腕骨内側上顆炎)と呼ばれます。

症状
・肘の外側の痛みです。痛みは運動により増悪し安静にて軽快します。

診断
・疼痛誘発テストの有無をチェックします。すなわち、傷んだ前腕の伸筋腱に負荷をかけ痛みの有無を確認します。

・具体的には肘を伸ばした状態で手首を反らさせ、力比べをするように反らした手首に抵抗を加えると肘の外側上顆部の痛みを訴えます。


治療
・誘因となった活動を極力制限して頂きます。

・物理療法や外用剤を用いてストレッチングや筋力強化訓練を指導します。

・炎症緩和に短期間の
非ステロイド性抗炎症剤を処方します。

・難治例には
ステロイド腱鞘内注射を行うこともあります。

・症状が軽快されると再発防止に
テニスエルボーサポーターを着用を勧めます。

・手術的治療が必要となることは稀です。



 たはら整形外科