モートン病

・モートン病はトーマス・ジョージ・モートン氏の業績から命名されました。

・モートン病は、
内側足底神経と外側足底神経の枝である総底側趾神経が、中足骨骨頭と横中足靭帯により圧迫されて起こる障害です。

・ハイヒールの使用や窮屈な靴での長時間の作業やスポーツ活動などで足指が過度に伸ばされたり、締め付けられたため、総底側趾神経が圧迫され神経腫が形成されます。

・時に
ガングリオンなどの腫瘍によって生じた症例を経験します。

・女性に多く、好発部位は第2趾‐第3趾、第3趾‐第4趾間です。


症状
・痛みとシビレです。痛みは締めつけられるような、刺すような、焼けるような異常な痛みを訴えます。

・これらは長時間立位や歩行、スポーツ活動で増悪し、休憩で改善されます。

・しかし進行すると安静時痛や夜間痛を訴えます。


治療
1)保存的治療
・前足部(足指の根元)を圧迫しないような靴選びを指導します。

・
物理療法や筋力強化訓練を指示します。

・疼痛緩和に
アセトアミノフェンや炎症緩和に非ステロイド性抗炎症剤、外皮用薬を処方します。

・頑固な症例は神経障害性疼痛薬や
神経管内ステロイド注射(手技)を検討します。

・再発を繰り返す症例や早期の改善を望まれる症例には
インソール(足の根元に圧迫が加わらないようにする中敷き)を着用をすすめます。

2)手術的治療
・保存的治療で改善されない症例は手術を検討します。

・術式は総底側趾神経を圧迫している横中足靭帯を切離し、癒着している神経を剥離します。



 たはら整形外科