狭窄性腱鞘炎 (ドゥケルバン腱鞘炎)

・狭窄系腱鞘炎は、別名「ドゥケルバン腱鞘炎」とも言われ、手首における代表的な腱鞘炎です。

・長母指外転筋腱と短母指伸筋腱が
橈骨茎状突起部周辺(手首の親指側の突起部))で狭窄されて発症します。

・職業や趣味、スポーツなどで手首や母指を酷使(使いすぎる)する方によく認められます。

・また妊娠や出産、更年期をきっかけに発生する症例もあり、ホルモンとの関係が示唆されています。

・時に
ガングリオンなどの軟部腫瘍で腱や腱鞘が圧迫されて起こることもあります。

症状
・母指側の手首の痛みや腫れ、運動障害です。

・痛みは物を摘まんだり手首を小指側に倒すと痛みが増強されます。


治療
1)保存的治療(手術しない方法)が原則です。
・痛みの誘因となった作業や運動を極力控えていただきます。

・リハビリテーションとして物理療法や手首のストレッチを指導します。

・薬物療法として炎症緩和に短期間の
非ステロイド性抗炎症剤や外皮用薬を処方します。

・効果が認められない症例は
ステロイド腱鞘内注射を検討します。

2)手術的治療
・保存的治療で効果がない症例や再発を繰り返す症例は手術(
腱鞘切開術)を検討します。

・腱鞘切開術の成績は良好です。大半の患者さんは満足されています。


 たはら整形外科