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神経根造影とは、脊髄から枝分かれした神経根（神経の根元）に針を挿入し造影剤を注入して、神経を写し出し、神経根の圧迫や走行異常を観察する検査法です。まず、神経根を穿刺した時の放散痛が、患者さんの訴えている痛みと同一であるかどうかを確認します。もし、穿刺時の放散痛と患者さんの自覚症状が同じ痛みであれば、その神経が痛みの原因になっていると考えます。さらに病変部位の確認のために造影します。 造影後は神経根ブロックが行われます。一般的に神経根ブロックは他の治療で改善されない症例が治療対象になります（神経根ブロックは非常に痛い治療法ですから最後の保存的治療の手段として用いられます）。また、全身状態が悪く、手術が出来ない症例では神経根ブロックが良い治療法となる場合もあります。 神経根造影は、神経根症状を認める症例（頚椎症性神経根症や腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎すべり症など）に行われます
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