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| ・ばね指は腱鞘が炎症を起こし発症します。 ・腱鞘とは腱を包んでいる鞘(さや))のことです。 ・腱鞘の中に滑液という油のようなものがあり、腱を滑りやすくしています。 ・屈筋腱(指を曲げる腱)と腱鞘の滑走(すべり)が悪くなると腱鞘炎が発症し、指の根元の痛みや腫れ、運動障害をもたらします。 ・指を伸ばそうとすると、バネような現象になるのでバネ指と称され、別名「弾発指」や「snapping finger」とも呼ばれています。 ・慢性的な使い過ぎやホルモンや体質が関与していると思われています。 ・どの指にも発生しますが、好発部位は母指です。 症状 ・指の根元の痛みと腫れ、運動障害です。 ・指が伸びない、引っかかるなどが訴えます。 ・朝起きると指が曲がったままで、伸びなくなりと訴えます。 ・進行すると指の第2関節が拘縮(固まって伸びなくなる)を認めます。 ・複数の指に発生されることも多々あります。 診断 ・動的な観察ができるエコーが診断に有益です。 ・時にガングリオンなどの軟部腫瘍により腱鞘が圧迫されているケースも認めます。 治療 1)保存的治療 ・誘因と考えられる作業や運動を極力控えていただきます。 ・患部に軟膏を塗布し、指のマッサージやストレッチを指導します。 ・薬物療法として炎症緩和に短期間の非ステロイド性抗炎症剤を処方します。 ・効果のない症例では腱鞘内注射を検討します。 2)手術的治療 ・保存的治療で改善されない症例や再発を繰り返す症例、早期の改善を望まれる症例では腱鞘切開術をすすめます。 ・腱鞘切開術の成績は良く、患者さんは満足されます。 強剛母指について ・稀に乳幼児の母指に発生することがあります。 ・乳幼児の場合は成人と違って関節が固まって指が全く伸びません。 ・それゆえ強剛母指と呼ばれます。 治療 ・曲がった指を徒手整復(強制的に伸ばして)します。 ・再発を繰り返せば母指を過伸展位にして数週間から数か月間、装具で固定します。 ・改善されない症例は腱鞘切開術が検討されます。
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