種子骨障害



種子骨について

・種子骨とは、先天的に発生した小骨片で関節包の周囲や腱などの中に存在して摩擦の軽減に関与しています。

・母趾の種子骨は短母趾屈筋腱の中に存在し、親指の根元に2個あります。

・その作用は長母趾屈筋腱を保護し歩行時に母趾にかかる負担を軽減する役割を担っています。




種子骨障害

原因

・種子骨障害とは、何らかの原因で種子骨周辺にある滑液包や腱鞘が炎症を起こして痛みが生じた状態です。

症状


・母趾球部の痛みと腫れです。

診断

・レントゲン検査です。

・大半は二分種子骨です。

・中には
先天性三分種子骨や四分種子骨の症例もあります。

・また、スポーツ活動によって起こる
疲労骨折の症例もあります。

治療

1)保存的治療(手術しない治療)が原則です。

・軽症例はスポーツ活動や作業を極力制限して頂きます。

・物理療法や疼痛緩和にアセトアミノフェン、炎症緩和に非ステロイド性抗炎症剤などを短期間処方します。

・疼痛の強い症例は
ステロイド注射を検討します。

・再発例や難治例は
、インソール(種子骨部に体重が乗らない状態にする中敷き)の着用をすすめます。

2)手術的治療

・保存的治療で改善されない症例は手術(関節形成術や種子骨摘出術)が検討されます。



 たはら整形外科