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・腰椎分離症とは、腰椎の椎弓が分離した状態(連続性を失い離れた状態)を言います。 ・瞬時に前屈と後屈(腰を曲げて直ちに反らす動作)と回旋(捻る動作)を繰り返すスポーツ種目の選手によく認められます。 ・大半は第5腰椎と第4腰椎に認められます。10歳前後の男性に好発します。 原因 ・遺伝的要因も考えられますが、多くは小児期に繰り返される激しいスポーツ活動によって起こる疲労骨折と考えられています。 ・すなわち、腰部の前屈動作(前かがみ)から急激な回旋を伴った後屈動作(後ろ反り)の繰り返しにより、上位の下関節突起がテコとなり下位の椎弓を骨折させると考えられています。 症状 ・大半は腰痛のみです。 ・成人の腰椎分離症に見られるような根性坐骨神経痛(お尻の痛みや足先にひびく痛み、シビレ感など)を訴えることはあまりありません。 診断 ・レントゲン検査で確定されます。 ・側面像と斜位像(テリアネックサイン、犬の首輪ににている)で確認されます。 ・先天性の症例では、正常の椎弓に比べ分離部の椎弓が小さく、分離部先端の辺縁は滑らかで分離部の間隔が広がっています。 ・疲労骨折による早期例では、分離部辺縁が不規則で滑らかさを欠きます。 ・陳旧例(分離症を起こして時間の経過した症例)では分離部辺縁に硬化像を認めます。 ・なお、詳細な情報収集にはCTやMRIが必要です。 治療 1)保存的治療(手術しない方法)が原則です。 ・早期例は、スポーツ活動を完全に中止して頂きます。 ・疼痛緩和に短期間のアセトアミノフェンなどを処方します。 ・骨癒合(骨がつくこと)を期待して、硬性コルセットや半硬性コルセット、ダーメンコルセットを着用して頂きます。さらに、強固な固定が必要なケースは体幹ギプス固定を行います。 ・陳旧例では、物理療法や運動療法(腰部のストレッチング、股関節のストレッチング、腰部筋力強化訓練、股関節の筋力強化訓練)を指示します。 ・難治例は神経経ブロック療法として分離部ブロック、椎間関節ブロックなどを試みます。 2)手術的治療 ・保存的治療が効果なく、競技生活を継続したい症例は、手術を考慮します。 ・なお、大人の腰椎分離症の項を参照されて下さい。
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