リウマチ性多発筋痛症



・左右対称の筋肉痛や関節周囲の痛みを訴えることより、首の疾患や肩の疾患、股関節の疾患、関節リウマチなどを疑われ受診されます。

原因

・原因は不明です。

・筋肉の炎症というより、病態は滑液包炎や滑膜炎が主体と思われています。

・遺伝的要因や環境的要因による免疫異常であるとも考えられています。

・50歳から80歳前後の高齢者によく見られます。

症状

・比較的急に左右対称に肩痛や上腕近位部痛、骨盤周囲の疼痛、大腿近位部痛および朝のこわばりなどを訴えます。

・時に小関節(手関節など)からの発症もあります。

診断

・レントゲン検査で特徴的な所見はありません。

・超音波検査で、滑液包炎(腱板下滑液包炎、三角筋下滑液包炎、股関節部滑液包炎)などの所見があれば疑われます。

・血液検査でCRP、血沈の高値、白血球増多、MMP-3高値を認めます。ただし、リウマトイド因子や抗CCP抗体、抗核抗体などは陰性です。

・なお、悪性腫瘍などが背景にあることもあります。

・鑑別疾患として巨細胞性動脈炎、関節リウマチ、RS3PEなどがあります。


治療

・初期量はプレドニゾロン(15~20mg)から開始し、症状が改善されれば、減量します。

・ステロイド使用が困難な症例は、MTX(メトトレキサート)などを検討します。



 たはら整形外科