下腿骨の骨折 日常よく遭遇する骨折の1つです。下腿骨は脛骨と腓骨よりなります。したがって下腿骨骨折は脛骨骨折、腓骨骨折、脛骨骨折+腓骨骨折の3つを総じて言います。交通事故や転倒などの直接外力(打撲)が働いて発生する場合と捻挫などで捻転力(ねじれ)が働いて発生する場合とがあります。 症状・診断 痛みや腫れ、変形や異常可動性(グラグラする)、歩行障害を訴えます。レントゲンで横骨折や斜骨折、螺旋骨折、粉砕骨折を認めます。なお、小児では初診時に骨折が確認できず、数週間後のレントゲンで骨折が判明することもあります。 治療 1)保存的治療 転位(ずれ)のない症例や転位の軽度な症例ではギプス療法やPTB装具、Functional braceなどで治療します。 2)手術的治療 転位を認める不安定な症例は手術(髄内釘やプレート固定)が行われます。なお下腿骨疲労骨折も参考にされて下さい。
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