炎症が起こると痛みが発生します。痛みは筋肉を緊張させ患部に血行障害を起こします。その結果、発痛物質(痛みを誘発する物質)として、ヒスタミンやセロトニン、アセチルコリン、ブラジキニン、サブスタンスP、プロスタグランジン、ロイコトリエン、カリウムイオンなどを患部に停滞させ、さらに筋緊張が亢進し、痛みの悪循環になります。 筋弛緩剤の薬理作用に、脊髄反射抑制作用や疼痛反射抑制作用、血管拡張作用などがあり、筋肉緊張を緩和し血行を改善し痛みを軽減させる効果があります。また、非ステロイド性抗炎症剤の併用で相乗効果が認められと言う報告もあります。
|