上腕骨骨幹部骨折



原因

・上腕骨骨幹部骨折は、乳幼児期では外傷(転倒や転落など)によって発生します。

・学童期や思春期は、投球動作や腕相撲などの際、強烈な筋肉の牽引力によって発生します。


症状

・腕の中央部の痛みや腫れ、運動障害、皮下出血です。

・完全に骨折すると異常可動性(腕がぐらぐらする状態)を認めます。

・時に橈骨神経麻痺(手首や指が伸びなくなる状態)を合併することもあります。

診断

・レントゲン検査で確定されます。

・外傷では上腕骨中央部の横骨折を多く認めます。

・スポーツ傷害では
らせん骨折や斜骨折をよく見かけます。

治療

1)保存的治療

・乳幼児では自然治癒能力が旺盛なので簡単な固定として三角巾や装具や
ギプス包帯などで経過観察します。

・学童期や思春期の転位(ずれ)のない症例も三角巾やベルト固定、バストバンド固定を行います。症例によっては
Functional braceで経過観察します。

2)手術的治療

・転位が著明な症例、神経損傷や血管損傷などを認める症例は手術的治療(プレート固定や髄内釘固定など)を検討します。

・成人の症例は
大人の上腕骨骨幹部骨折の項を参照されて下さい。


 たはら整形外科