大腿骨骨幹部骨折

大腿骨骨幹部骨折は交通事故や転落などの強い外力が加わった際に発生します。症状は大腿部の痛みと脹れで、変形や異常可動性(骨折部がグラグラする状態)、歩行障害です。診断はレントゲン検査にて確定されます。

治療:保存的療法(手術しない方法)と手術的治療とに分かれますが、早期離床や早期リハビリ、早期社会復帰のために手術的治療を選択されます。保存的治療は転位(ずれ)のない症例で、骨折の部位によってはギプス療法やFunctional braceなどの装具療法で免荷歩行(体重をかけないで歩行)し経過観察します。しかし、免荷歩行は大変です。大半は手術的治療となります。手術的治療は、早期社会復帰を希望する症例、転位(ずれ)を認める症例、開放性骨折の症例、神経、血管損傷を認める症例に行われます。術式は各種の骨接合術(プレート固定や髄内釘など)が検討されます。

 たはら整形外科