手や足の腱・神経・血管の損傷


切創や挫創、挫滅創、圧挫創などを認めた場合は皮膚の損傷のみならず、皮下にある神経血管の損傷を念入りにチェックすることが大切です。もし、それらの処置をあやまると指の運動制限(指が伸びない、曲がらない)や知覚障害(指の感覚がない)、血行障害(指では壊死)などを起こします。

新鮮例(受傷早期に受診された症例)は損傷した腱や神経、血管の縫合を行います。しかし陳旧例(受傷後長期間経過した症例)では移植術や移行術が必要となります。受傷早期の受診が大切です。四肢(手や足)における皮膚や腱、神経、血管の損傷は
専門医に受診されて下さい。


 たはら整形外科