PIP関節脱臼骨折

・PIP関節脱臼骨折は、PIP関節(指先から数えて2番目の関節)が過伸展(無理に反らされた状態)や軽度屈曲(少し曲がった状態)で長軸方向に外力が働いて発生します。

・背側脱臼骨折と掌側脱臼骨折に分かれます。大半が背側脱臼骨折です。

症状
・第2関節の腫れ、内出血、痛み、運動障害を訴えます。

診断
・レントゲン検査です。正確な側面像の撮影が診断のポイントになります。

・背側脱臼骨折は中節骨全体が背側(上)に脱臼し、中節骨の掌側基部に三角形の骨片を認めます。

・
掌側脱臼骨折では中節骨全体が掌側(下)に脱臼し、背側に骨片を認めます。

治療
・愛護的に徒手整復術(牽引などして元の状態に戻す手技)を行い、
アルミニウム副子やギプス固定で経過観察します。

・整復が困難な症例や骨片が大きい症例は、経皮的な
pinningによる整復術や骨接合術を行います。なお、固定期間は年齢や骨折のタイプ、固定方法によって症例ごとに判断されます。


 たはら整形外科