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鎖骨骨折について 鎖骨骨折は年齢を問わず外来でよく遭遇する骨折の一つです。鎖骨骨折は近位端骨折、骨幹部骨折、遠位端骨折に分かれます。大半の症例は骨幹部骨折です。 症状・診断 症状は鎖骨部の痛み、腫れ、変形、運動障害です。痛みは肩の動きにより増悪します。時に鎖骨下部にある神経や血管を損傷され運動麻痺や血行障害を認める症例もありますので注意深い観察が必要です。 治療 1)保存的治療(手術しない治療) 転位(ずれ)の少ない症例は鎖骨バンド固定で経過観察します。 2)手術的治療 バンド固定を好まれない方、早期に活動されたい方、転位のある症例、骨片が神経や血管を圧迫している症例、偽関節(骨がつかずグラグラした状態)の症例、鎖骨遠位端部骨折の症例では手術を検討します。術式は経皮的髄内釘固定やプレート固定が行われます。なお、小児の場合は多少転位(ずれ)があっても旺盛な自然矯正能力があるため、簡単な固定(八の字型の包帯)で経過観察します。
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