トリガーポイントブロック

トリガーポイント(発痛点)とは患者さんが最も痛い、凝る、押さえると放散する痛みがあると言われる部位です。この部位の多くは、脊髄より枝分れした末梢神経が筋肉や筋膜を貫いている場所に相当します。東洋医学で言う経穴(つぼ)と一致します。

トリガーポイントブロックとは、トリガーポイントに局所麻酔剤や生理食塩水、抗炎症剤を投与することで痛みを緩和する治療法です。トリガーポイントをブロックしますと、交感神経系の異常な興奮が抑えられ、局所の血行が改善され、発痛物質(炎症性サイトカインやプロスタグランジンなどの痛みを誘発する物質)が抑制され、痛みが緩和されると考えられています。

トリガーポイントブロックの頻度は、患者さんの年齢や活動性、日常生活の障害度、痛みの程度や部位、さらにブロックの効果期間などを考慮して検討いたします。



 たはら整形外科